« 2007年11月 | トップページ | 2008年2月 »

2007年12月31日 (月)

魍魎の匣

京極夏彦の本は何回も読もうとするのですがどうも駄目です。あの世界に入っていけないのと本の厚さに読もうと言う気が起こらない、という理由からです。映画にも同じ事が言えそうです。登場人物がみんな仲良しで和気藹々なのは結構なんですが、なんだか入っていけない。映画館全体もそんな雰囲気で、劇場版機動戦士ガンダム、を観たときと似たものがありました。あの世界、好きな人は好きなんでしょうね。戦中から終戦直後の猥雑でおどろおどろしい世界。でも現実の方がもっと猥雑でおどろおどろしいと思っている人間にとってはどうも馴染めませんでした。ゴメンナサイ。

|

ナショナルトレジャー/リンカーン暗殺者の日記

アメリカという建国後二百数十年の歴史しか持たぬ国にとって歴史の重みと言うのはどの程度なのか一度アメリカ人から聞いてみたいとこです。アメリカ人と言っても多民族国家ですから多分答は百人百様でしょうが・・・。そんなアメリカ人が共有できる歴史的事件としてリンカーン暗殺はうってつけの題材なのでしょう。前作のテンプル騎士団のお宝話より今回のほうがよかったような気がします。といっても前作同様のカーアクション、家族の人間模様、謎解き、とどれを取っても前作に似ている気がして、なんだかねえ、って感じでした。三作目もあるのでしょうか?もしあるのでしたら是非旧日本軍が戦時中、国民から供出させた貴金属や宝石の行方を追ってほしいですね。一説には戦後保守陣営の選挙資金に使われたとか、M(マッカート)資金という名で闇の世界を動き回ったとか、諸説ありますが、これじゃナショナリストトレジャーになっちまうか。

|

2007年12月15日 (土)

アイアムレジェンド

廃墟って怖いですよね。それだけで不気味なお膳立てはオッケイみたいな。この映画のようにニューヨーク市全体が廃墟になって、生存者がたった一人だったら、それだけで画面は不安だらけ。もうビクビクものです。話はゾンビ物の王道を行く、ウィルス感染で人類が破滅する、と言う筋で人肉を食らう化け物が次々出てきて主人公を食い殺そうとする例のパターンです。バイオハザードなんかもそうだけど最近のゾンビは動きが機敏ですね。昔のゾンビは動きが鈍くてちょっと愛らしい感じがしたものですが、近頃じゃ生身の人間よりもずっと身体能力が高いような感じで、ホントこわいっす。さて冒頭にも述べましたが、この映画の見所はニューヨークの廃墟風景です。ゾンビの一作目が公開された当時、登場人物の一団が立てこもったのが巨大なショッピングモールだった事から、消費文明に毒された人類の末路を暗示するものだと評する向きもありましたが、この作品のように廃墟になった大都会に犬とともに独り残された主人公が暗示するものはなんなのでしょうか?孤軍奮闘する主人公ウィル・スミスに何故かすんなりと感情移入出来てしまう私でした。

|

2007年12月11日 (火)

椿三十郎

黒澤明大先生他の脚本を一切いじらず、森田芳光監督がメガホンを取った意欲作?です。その後のチャンバラ物を変えたというあの有名な、ドバーっと血が吹き出るラストシーンはさすがにそのまま使わず手が加えられていましたが、ほとんど旧作のまんまです。プロデューサーの角川春樹氏いわく「当初、隠し砦の三悪人か七人の侍をやろうと思ったけどリメイクの権利が高くて・・」結果、椿三十郎になったらしいです。観終わった後、もし椿三十郎が織田裕二じゃなくて役所広司で室戸半兵衛が豊川悦二じゃなくて渡辺謙だったら、どうだったろうかと思いました。老中の睦田の役は藤田まことがやってましたが、これも「帝都大戦」で加藤の役をやった人、名前忘れた、の方がよかったんじゃないかと・・・。あっ、名前思い出しました、嶋田久作です。やっぱり旧作いや久作の方がよかったなぁ。おあとがよろしいようで。

|

てれすこ

勘三郎、柄本明、小泉今日子の三人が繰り広げる弥次喜多道中記です。とはいっても十返舎一九の東海道中膝栗毛ではなくて「てれすこ」「狸賽」「野ざらし」等々落語の話を組み合わせた時代喜劇でした。思わずフランキー堺主演の「幕末太陽伝」を思い出しました。それにしてもやっぱり勘三郎はうまいです。江戸弁が立て板に水です。柄本明も笑わせます。キョンキョンが演技を忘れて笑ってるようなシーンもありました。久しぶりに時代物の面白い喜劇を観て新鮮な気がしました。この手に路線大好きなんですよね。子供の頃テレビにかじりついて見ていた「素浪人花山大吉」みたいな軽いノリの時代劇。あんな番組また出来ないでしょうかね。

|

« 2007年11月 | トップページ | 2008年2月 »