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2007年9月 2日 (日)

怪談

三遊亭円朝作「真景累ケ淵」を原作とした時代劇、メガホンを取ったのは「リング」の中田監督、主演は尾上菊之介、人間国宝尾上菊五郎と藤純子の子供です。文句なしの和風美男で、ピッタリのはまり役なんだけど、ちょっと、ちょっとちょっとでした。あまりに上品過ぎて悪い男の感じがしない。一緒に観ていた女性の友人が「ちょっと恨まれすぎでかわいそう」と同情される始末。いい男は得だ。セットもロケも金かかってそうな感じで大作風なんですが、これもきれい過ぎて「世界の車窓から」的雰囲気が漂い、このおどろおどろしい因果応報、怨念の世界にはミスマッチでした。やっぱりこういう映画は売れない監督が自らの不遇を恨み、大部屋の役者達と安手のセットの中、心身ともにジメジメとした環境で作られるのがよろしいようです。昔はそんななにかが宿ってるような邦画が沢山あったんですがねえ。

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