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2007年8月13日 (月)

オーシャンズ13

御婦人にとってはジョージ・クルーニーにブラット・ピット、マット・デイモンこの三人が出ていれば別に話の筋なんてどうでもいいようなもんじゃないすか?でも観客が全て御婦人とは限りません、悪しからず。またもやカジノのオーナーに一泡ふかせる話です。ふかせられるのがアル・パチーノ。「ゴッドファーザー」でもカジノを乗っ取ってましたけど、今回もあくどい手口でオーシャンの仲間から乗っ取り敢行、それに怒ったオーシャンとその仲間が敵討ちという訳です。テンポがよくてシナリオも悪くないんだけど、敵役のアル・パチーノが薄味であんまり悪人らしさが感じられない。そのせいか感情移入が困難で淡々と話が進んで淡々と終ってしまった感じ。カッコいい男達が動き回るのにはハラハラドキドキの展開は余計者ってこと?ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットに「スティング」のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードを重ね合わせて観ていた私にとってはイマイチでした。

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トランスフォーマー

マイケル・ベイってどうも苦手なんですよね。でも予告編が結構いけてたから観に行ったんですけど、そんな私の期待を見事に裏切ってくれました。もっと渋いSFホラー風かと思ってたのに、昔流行った超合金の玩具ようなキャラが巨大化して善物チームと悪者チームに分かれて戦うという話で参りました。夏休みのお子様向け映画だったんでしょうか?このパターンには「レミーのおいしいレストラン」のところでも書いたように、日本には巨大ロボット物の金字塔的作品が多々あり、それらに比べると人物描写、ストーリー展開等々が単純すぎて、手の込んだCGさえも作品の空しさに拍車をかける効果しか上げていませんでした。車がロボットに変身していくなんて、いかにも子供に関連グッズを売らんかな、という魂胆見え見えで、商売人と化したスティーブン・スピルバーグが制作総指揮をとっているのもうなずけます。

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レミーのおいしいレストラン

天才的な料理の腕を持ったネズミと駄目シェフの話です。フランス料理の話なんで、パリの夜景やら市街の様子がそれらしく洒落た感じで描かれています。そんなことより、この映画の中でネズミのレミーが駄目シェフの頭に乗っかって、髪の毛を操縦桿代わりにして駄目シェフを自由自在に操るという場面があるのですが、これってもしかして「マジンガーZ」からヒントを得たんじゃないの、と思ったのは私だけでしょうか。多分いや絶対そうだよ。巨大ロボットを人間が操縦し、暴れ回るパターンはその後「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」等に受け継がれ、日本アニメのドル箱パターンになっているのに、何故日本でこういう発想のアニメが出てこなかったのか逆に不思議に感じました。巨大ロボットを人間が支配する感覚は受け入れられても、人間がネズミに支配される感覚には発想が及ばない、ということでしょうか?

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ハリーポッター不死鳥の騎士団

ハリーもロンもハーマイオニーも大きくなって、すっかりお年頃ですね。一作目から観ている子持ちのオッサンやオバサンは自分の子供の成長と重ね合わせて見ている人もいるようで、映画界の「北の国から」のような印象を受けました。今回は「例のあの人」の復活を認めない魔法界と体制派の教育者、それにハリーが敢然と立ち向かうという筋で、その中に恋あり、別れあり、意外な過去の事実ありと飽きさせない話になっています。読者の年齢層も低く、「ロードオブザリング」と比べて哲学的な深みに欠けると評されがちな当シリーズですが、より身近な問題を扱う事で多くの共感を得ている事を考えれば、それもやむ無しという気がします。一つの時代を築いた作品が必ずしも普遍的な価値を持つ物とは限らない、そんな思いを映画公開とほぼ同時に発表された最終章に群がる少年少女の映像から感じました。

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