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2007年7月 2日 (月)

ゾディアック

クリント・イーストウッドの出世作「ダーティーハリー」に出てくる殺人鬼スコルピオのモデルになったのがゾディアックと名乗った実在の人物です。映画はこの事件をほぼ忠実に再現しています。時代背景が1960年代後半から70年代前半で、犯人が軍関係者しか買うことができない靴の足跡を残していた、という事から気の狂ったベトナム帰還兵の仕業という線がもっと強調されるかと思いきや、捜査は筆跡と指紋の物的証拠集めに終始し、結局迷宮入りと、なんとも締まらない話で終わってしまいました。ちょっと尺も長すぎで、テンポもよくなかった。ただ一つ面白かったのは本職の刑事が保身や家族の為に続々と捜査から離れていくのに対し、ウスノロと渾名される新聞社勤めの挿絵マンガ家が仕事も家族もかえりみず、何かに憑かれたようにゾディアックを執拗に追っていく、というくだりです。ギャンブルや酒、女にはまって身を持ち崩す者もあれば、警察も追わなくなった事件の犯人を追い続けて家庭崩壊させる者もいる。まことに人間とは業の深い生き物ですね。

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