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2007年4月29日 (日)

「ハンニバルライジング」

人肉愛好家ハンニバル・レクター氏の生い立ちと復讐を描いた作品です。色々と興味深いエピソードがありました。先ず彼は東欧リトアニア(杉浦千畝が領事官としていた国)の伯爵家に生まれた事、日本人の伯爵夫人(クーデンホーフ伯爵夫人”みつこ”がモデル?)に剣術を習った経験のある事等々日本とのつながりが深い人だったんですね。そういえばパリで女性の人肉を食べた人も日本人でしたね。当時、その佐川氏に宅八郎さんがロングインタビューをして、佐川氏についての感想を聞かれた時、「人を食ったようなところのある人でした」と答えていたのには笑いました。洒落にならねえっつうの。無駄話はこれくらいにして、結論から言うと、若きハンニバルを見せる為のハンニバルファン向けの作品でした。それはそれでいいのかもしれませんが、もうちょっとひねりがあってもよかったのでは?戦争と言う狂気が産んだ、ある意味彼も戦争被害者の一人なんだ、というところに彼の存在を持っていこうとする意図にはあまり賛成できません。もっと常識を超えた説明不可能な存在、アンチヒーローであって欲しいと真のハンニバルファンは思っているのではないでしょうか。ハンニバルファンの一人としてそう思いました。

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