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2007年4月29日 (日)

「バベル」

菊池凛子の名を一躍世に知らしめたこの映画、思春期の少年少女特有の不安定で危なっかしいハラハラさせる演技でやっぱり一番目を引きました。音のない世界、言葉で何かを伝えられないもどかしさを痛いほどの感情で叩きつけくる姿に”こんな女優さん日本にいたのね”と驚かされたり、”なんで今まで出てこれなかったの”と不思議に思ったりでした。その上ミニスカノーパンで陰毛は見せるは、素っ裸で男の前に立ちはだかったり(韻を踏んでみました)でまさに体当たりだ、こりゃ。作品の出来としてはそこそこで、観れる映画になっているのは編集の勝利でしょう。これを何本かのオムニバスにしたらつまんねぇ映画だったと思います。「クラッシュ」なんかもそうだったんですが、テーマや訴えてくるメッセージはよくわかるのに、脚本や編集でひねりすぎて、こねくり回しすぎて、ストレートにそれが伝わってこない、そんな映画のような気がします。まあ「カーズ」を観て涙を流しているおっちゃんの言うことですから、あんまり気にしないで下さい。とにかく菊池凛子の演技だけは一見の価値あり、これだけは言えます。

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