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2006年11月 5日 (日)

「デスノート the Last name」

ガンガンたたみ掛けてくるようなテンポの前編と違い、後編は少しストーリー展開のテンポが落ちました。これも大団円に向けて様々なの伏線を張る上では仕方が無かったのかも知れませんが、後編に詰め込みすぎた人物達の一部分だけでも前編に振り分けておけば、前後編のテンポのバランスが良かったのに、と思いました。しかし、エルとライトの知恵比べはやっぱり面白く、前編で獲得した観客はほぼ皆着いてきてるようで、先ずは大成功という感じです。ライト=藤原竜也の狂いっぷりはサイコーですね。ラストあたりの台詞は舞台俳優がシェークスピアの悲劇を演じているかのような錯覚を起こさせました。臭い台詞なんだけど、作品の土台に、犯罪または犯罪者と社会正義という身近なテーマがある為、観る者の心にスルリと入って来ちゃうんですね、これが。それだけ我々の身辺は物騒になってきている、って事で、ホント怖い世の中になりましたなぁ、お隣さん。まあ最後は勧善懲悪が貫かれる訳ですが、善とは何?、悪とは何?と考えながら映画館をあとにするお客さんも多かったのではないでしょうか?この作品の成功は、この映画を単なる荒唐無稽なサスペンスとして観る事を許さなかった現在の社会状況にあったのかもしれません。

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