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2006年11月19日 (日)

「ナチョ・ルブレ覆面の神様」

漫画「タイガーマスク」の原案になった物語だそうです。昔メキシコにフライ・トルメンタという伝説的な実在のプロレスラーがいて、この人が孤児達を養う為にプロレスラーとして戦ったというのが元のお話です。そこにジャック・ブラックがコメディの味をたっぷり盛り込んで楽しませてくれました。が、ガラガラでした。息子とかみさんと三人で観たんですけど観客の半分がうちの家族、つまり六人しか客が入ってなかった、って事です。私と息子は大喜び、かみさんはイマイチだったようで、やっぱり女性にはプロレスの映画は駄目なんですかね。私もガキの頃、ミル・マスカラスの仮面を自作してプロレスごっこをやった口なんで、なんつーか郷愁みたいなものを感じながら観る事が出来ました。昔はゴールデンタイムにプロレスやってたんだもんなぁ。その頃の日本の方が今の日本よりなんぼか平和で無邪気でしたな。今はゴールデンタイムのバライティで、日本は核武装すべきか否か、なんて番組やってんだもんね。やんなっちゃいますよ、ほんと。映画の話に戻ります。尼さん役のアナ・デ・ラ・レグエラって女優さんが綺麗でした。初めて見たんですけど、ああいう感じ、タイプなんですよね。ところで、メキシコではプロレスは国技みたいに扱われてるらしくて六十年代にエル・サントという国民的英雄の覆面レスラーが登場してかなりの数の主演映画を撮り、大ヒットしたそうです。その内容はおして知るべしなんですが、日本においても小林旭の渡り鳥シリーズなどを喜んで観ていた事を思えば、あまり他国の事も言えません。でも、その頃の方が今より人の心も荒んでなくてよかったのでは、と思うのは私が年食ったせいなんでしょうかね。

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2006年11月 5日 (日)

「デスノート the Last name」

ガンガンたたみ掛けてくるようなテンポの前編と違い、後編は少しストーリー展開のテンポが落ちました。これも大団円に向けて様々なの伏線を張る上では仕方が無かったのかも知れませんが、後編に詰め込みすぎた人物達の一部分だけでも前編に振り分けておけば、前後編のテンポのバランスが良かったのに、と思いました。しかし、エルとライトの知恵比べはやっぱり面白く、前編で獲得した観客はほぼ皆着いてきてるようで、先ずは大成功という感じです。ライト=藤原竜也の狂いっぷりはサイコーですね。ラストあたりの台詞は舞台俳優がシェークスピアの悲劇を演じているかのような錯覚を起こさせました。臭い台詞なんだけど、作品の土台に、犯罪または犯罪者と社会正義という身近なテーマがある為、観る者の心にスルリと入って来ちゃうんですね、これが。それだけ我々の身辺は物騒になってきている、って事で、ホント怖い世の中になりましたなぁ、お隣さん。まあ最後は勧善懲悪が貫かれる訳ですが、善とは何?、悪とは何?と考えながら映画館をあとにするお客さんも多かったのではないでしょうか?この作品の成功は、この映画を単なる荒唐無稽なサスペンスとして観る事を許さなかった現在の社会状況にあったのかもしれません。

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