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2006年7月 8日 (土)

「カーズ」二回目

「カーズ」二回目観て参りました。今回は字幕版で。ポール.ニューマンの吹き替えが気になったので一応です。アメリカ人はポール.ニューマンがクルマの声で登場するという事にどのような思いがあるのか一度聞いてみたいところです。というよりもこのようにクルマがしゃべったり笑ったり泣いたりする映画にどのような感情を抱くか尋ねてみたい。日本人にとってこういう設定は余り違和感が無いはずです。それは日本人の精神風土で大きな部分を占めるのがアニミズムだからです。アニミズムとは大雑把にいうと生物非生物の隔てなく、万物に霊が宿っていると考える宗教観です。だからクルマが笑ったり泣いたりしても何も不思議はないのです。よく何々供養、例えば針供養ですとか、筆供養ですとかありますが、それも日本人特有の感情なのです。先日ケンタッキーフライドチキンで、鶏供養という神事を毎年行っていると言う事を「トリビアの泉」でやっておりました。こんなことをしてるのは世界中で日本だけだそうです。因みにアニメーションの語源はアニミズムで日本が世界一のアニメ大国であるのと無縁では無さそうです。日本の製造業(物作り)がここまで発展したのも、作った物に作った人間の霊魂が宿ると言う潜在意識(職人気質)が、物の作り手に妥協を許さなかった事に起因する、という説もあり、今日の日本経済を支えている要因の一つであると考えられています。失礼、話が大きく脇に逸れました。ポール.ニューマンの吹き替えはやはり絶妙でした。声が渋いのはもとより、セリフの間の取り方や強弱は、余人を持ってかえ難い、味わいを醸しておりました。ポール.ニューマンファンならずとも必見ですぞ。

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