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2006年7月17日 (月)

「ブレイブストーリー」

「ブレイブストーリー」観て参りました。これから衝撃的な告白を致します。実は私、妻子持ちだったのです。えっ、知ってた?まあ、いいや。と言うわけで今日は家族で「ブレイブストーリー」を観に行きました。上映終了後、小学五年生の息子に感想を聞くと、話がよくわからなかった。前に観た「カーズ」の方が面白かった、とのこと。ウーンお前もか、思わずうなりたくなる心境でした。何故、アメリカ人が製作した「カーズ」の方が大人子供を問わず面白く観れて、同じ日本人が作った「ブレイブストーリー」がわからないのか?この事にアメリカの映画産業が世界を席巻し続けてきた要因があるのです。多民族国家であるアメリカでは様々な思想信条、宗教、倫理観を持った人々が一緒に映画を観ます。その為、それら人々に共通した価値観(人間として最もプリミティブな部分で共有する普遍的な心情)をテーマにしなければ商業映画は成立しないのです。そこでハリウッドはシナリオ段階で、感情的に複雑でわかりにくい部分を極力殺ぎ落とす事に注力、徹底的に単純化することでアメリカ映画が世界中で観られるようにしました。かつて三島由紀夫が黒澤明の思想を「中学生」と評しました。しかし、ハリウッドにおいて同時代に活躍した溝口健二や小津安二郎に比べ、圧倒的に評価の高いのが黒澤明です。この事にも恐らくアメリカ映画成立の背景が関係しているように思えてなりません。この作品を観ていると日本映画が世界で上映されるようになるのは、夢のまた夢(ストーリー的に納得出来ない部分も多々有です)。そのような感想を持ちました。

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