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2006年6月21日 (水)

「デスノート前編」

「デスノート前編」観て参りました。参りました。マイッタ!面白い!山田君、座布団百枚持って来て、と言いたくなる位面白い。シナリオに無駄が無い。テンポよく進むストーリー、濃いキャラ、夜神月(やがみライト:藤原竜也)L/竜崎(松山ケンイチ)の頭脳戦に思わず引き込まれる。話は、名前を書かれた人が死ぬという悪魔のノート、そのノートを拾ったライトが次々に凶悪犯を抹殺し、キラという謎のカリスマになる。そのキラ=ライトを天才捜査官Lが追い詰めていく、というもの。ライトを演じる藤原が怖い。始めは正義を愛する法学部の大学生だった彼が自分を捕らえようとするものを消し去っていくうち次第に悪魔より悪魔らしく見えてくる。しかし、観客の多くは彼の行動に共感を覚えるかもしれない。昨日、山口母子殺人事件に関する最高裁の判断があった。凶悪犯罪者は死刑が妥当、しかもなるべく早く、世の中の風潮は確実にそうなっている。Lについても犯罪者キラを正義感や道徳感の発露で捕らえようとはしていない。人命を犠牲にしながらもキラを追い詰めるゲームとしての捜査を楽しんでいる。人気漫画の映画化であり、Lの人物設定やCGで悪魔を登場させているところなどはリアリティを欠く要因になりそうなところだが、すんなりと受け入れる事が出来た。それ程現実の世界が劇場化、非現実化しているということなのだろうか。それにしても面白い、後編に期待。

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