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2006年6月25日 (日)

「M:i:Ⅲ」

「M:i:Ⅲ」観て参りました。今回はイーサン(トム.クルーズ)が一線から身を引き、教官としての日々を送りながら結婚を決意した矢先、事件が起こります。かつての教え子が任務中に失踪、イーサンがその救出に向かったところ・・・。と、言うわけで、まあ一回観て下さい。損はしません。アクションてんこ盛り。謎解き有のどんでん返し有です。目まぐるしくロケ地が変わるのも見所でベルリン、ローマ、ロスに上海と「兼高かおる世界の旅」みたいじゃ、こりゃ。でも一言だけ、イーサンのような男になりたいかと言うと、そうではない。私的には「007シリーズ」のショーン.コネリー「ダイハードシリーズ」のブルース.ウィルスに憧れる。イーサンのキャラはそれほど男を引き付けるキャラではない。だからピンチのシーンでもハラハラドキドキ感がなく、ハンカチかみ締め、手に汗握って「がんばってぇ、イーサン」という気持ちになれない(私が四十男だからかもしれないが)。アクションの派手さに見合うキャラの強烈な何かが欠けているのかも。逆にスクリーンの外では元気キャラ爆発のトム君、離婚したと思ったら再婚、で子供が出来たと思ったら、胎児が動くのを見たくて買った医療機器の使用をめぐってトムクルーズ法なる新法ができてしまう、等々話題に事欠かない。いいなぁ、何やっても騒がれてよぉ、ちくしょーめ、っと。以上親父の嘆き節でした。

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「ウルトラヴァイオレット」

「ウルトラヴァイオレット」観て参りました。よかったです。私、ミラ.ジョヴォヴィッチの大ファンです。だから、作品の評は自ずと甘いです。かなり甘いです。そのミラ.ジョヴォヴィッチ様ですが太りましたね。顔も丸くなっておなかの真ん中がポッコリ出てました。屈んだりするとおなかの肉が段になったりしててね。ウエストもくびれがなくなってたし、もうこの手のアクション路線は限界かも・・・。でも、いいんです。ミラ.ジョヴォヴィッチはミラ.ジョヴォヴィッチなんですから。ということでこの作品は公には何の指定もありませんが、実はミラ.ジョヴォヴィッチファン指定の映画なんで一般の人向きではありません。要注意です。それと太ったミラ.ジョヴォヴィッチ、おっかさんのようなミラ.ジョヴォヴィッチなんて見たくないというミラ.ジョヴォヴィッチファンにも不向きです。と、言うわけでミラ.ジョヴォヴィッチ、バンザーイの心だぁ(俺は小沢昭一か)。

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2006年6月23日 (金)

「タイヨウのうた」

「タイヨウのうた」観て参りました。陽の光にあたると死んでしまう少女とその周囲の人々の話です。主演のYUI歌うまいです。しかもアコースティックギターのギターケースを重そうに持って歩くところは私のようなオッチャンには郷愁をそそられるもの有。芝居はイマイチでしたが許します。太陽はいにしえより女性の象徴とされてます。日本でも天照大神は女性。その女性の主人公が太陽に体をさらすと死んでしまう難病という設定なので、こりゃもしかしたら隠れた名作の可能性ありや、とちょっと期待しましたが・・・。難病に負けず前向きに生きようとする少女を描いているテーマには共感しますが、作品の出来は別物ですわ。ストーリーに起伏が無く、観終わってから印象に残る何かが見当たらない。もしYUIの長編プロモを作る目的で製作されたのであれば、あえて難病の少女という設定を選択することはなかったのではないかと思いました。

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2006年6月21日 (水)

「花よりもなほ」

「花よりもなほ」観て参りました。先ず衰退の一途を辿る時代物にあえて挑戦した是枝監督に敬意を表します。残念ながら出来は良くありませんでした。江戸の下層民の生活風景はよく描写されていました。しかし、仇討ちの話をテーマにする時は仇討ちの私的な面と公的な面を描かなければいけません。仇討ちは一家の家長又は其の嫡男が殺され、犯人が逃走した場合にその子や弟が仇をうち(親が子の又夫が妻の、兄が弟の仇をうつことは認められていない)、家名を再興する、という私的な面と、喧嘩両成敗を逃れて国外に逃亡した犯人を他国に警察権の及ばぬ藩に代わって断罪する処刑人、という公的な面があります。つまりこの作品の主人公(岡田准一)のように仇うちを個人的感情で果たさないでも良いと言う事はないのです。仇討ちとは公と私言い換えれば組織と個人の在り方の根源を揺るがす問題で、そこに相克がありドラマが成立するのです。それを意図的に除外してしまっては私の描写も浮き上がって見えず、背骨の無いふにゃふにゃの時代劇になってしまいます。せっかく赤穂浪士も登場させたのですからそこらも絡めてね。加えて長屋の人たちの性格描写、皆屈託が無くてよいのですが、いずれも只日々食うことだけにしか興味の無い人々のように描かれていて、必要以上にこの時代の庶民像を矮小化してしまっています。もし是枝監督がこれからも時代物を手がけるつもりなら、山本周五郎の「よじょう」以前の作品と以降の作品をよく読み比べられる事をお薦めいたします。それと池上英子著「名誉と順応サムライ精神の歴史的社会学」をどうぞ、名著です。

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「デスノート前編」

「デスノート前編」観て参りました。参りました。マイッタ!面白い!山田君、座布団百枚持って来て、と言いたくなる位面白い。シナリオに無駄が無い。テンポよく進むストーリー、濃いキャラ、夜神月(やがみライト:藤原竜也)L/竜崎(松山ケンイチ)の頭脳戦に思わず引き込まれる。話は、名前を書かれた人が死ぬという悪魔のノート、そのノートを拾ったライトが次々に凶悪犯を抹殺し、キラという謎のカリスマになる。そのキラ=ライトを天才捜査官Lが追い詰めていく、というもの。ライトを演じる藤原が怖い。始めは正義を愛する法学部の大学生だった彼が自分を捕らえようとするものを消し去っていくうち次第に悪魔より悪魔らしく見えてくる。しかし、観客の多くは彼の行動に共感を覚えるかもしれない。昨日、山口母子殺人事件に関する最高裁の判断があった。凶悪犯罪者は死刑が妥当、しかもなるべく早く、世の中の風潮は確実にそうなっている。Lについても犯罪者キラを正義感や道徳感の発露で捕らえようとはしていない。人命を犠牲にしながらもキラを追い詰めるゲームとしての捜査を楽しんでいる。人気漫画の映画化であり、Lの人物設定やCGで悪魔を登場させているところなどはリアリティを欠く要因になりそうなところだが、すんなりと受け入れる事が出来た。それ程現実の世界が劇場化、非現実化しているということなのだろうか。それにしても面白い、後編に期待。

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2006年6月18日 (日)

「初恋」三回目

「初恋」三回目観て参りました。この映画は革命の挫折録みたいなもんだと思うんですよね(俺は斎藤龍峰か)。あの頃ほど日本の歴史上で革命という言葉が若者一般に浸透してた時期は無かったんじゃないかと。しかしその時代はやがて終わっていくわけです。その革命の熱に浮かされていた時代を初恋という形で主人公みすずが表現している。そして三億円事件を発端に現政権の転覆を謀った初恋の男キシとの別離、喪失感、脱力感みたいなものがあって、そのあとの世代の若者は「シラケ世代」とか「新人類」みたいな呼ばれ方をするようになる。それがちょうど私の世代です。では、何故革命は成し遂げられなかったのか、それについてこの「初恋」という映画は観客に問うている。このことは古典的名作「戦艦ポチョムキン」との比較で論じるとわかりやすいので引用します。監督がこの作品を意識していたふしもあるのでね。映画の中では「戦艦バウンティ」の映画看板がかかってましたがこれも船員の反乱をテーマにした映画です。さて、まず革命を起こすに至った動機は何か?「戦艦ポチョムキン」では上官が船員に腐った肉を食べさせようとしたことから起こる反乱です。これに対して「初恋」では主人公みすずが孤独からの逃避をこころみ、恋をした結果が主たる動機になっています。これは生理的欲求からでた行動の方が個人的な感情から出た行動より強固である、ということを暗示しているように思います。又、キシの置かれている立場(現政権閣僚の子弟)も象徴的で、これは、権力が決して内部から崩壊しない、ことを意味してると読み取れます。そして決定的なのはこの男女の孤独と孤立です。家族からも同じグループの仲間達とも深く理解し合うことを拒絶しているかのような態度、それらの事がいわば独善的という印象を大衆に与え、実生活から乖離した。結果、革命は起きなかったのです。みすずとキシが街頭の階段に腰をおろし言葉を交わすシーンがあります。しかし腰をおろした二人の間にはコンクリートの壁があって、二人は身を寄せ合う事はない。恋に対する不器用さ稚拙さからか二人の間には厚い壁があるのです。この壁が象徴するものが彼らの、又革命と大衆との距離であり、壁であったと思わせる印象的なシーンでした。「戦艦ポチョムキン」では階段のシーンから一気に大衆と反乱兵との距離が狭まるんですね。あの映画史不朽の名シーンといわれる、オデッサの階段、あれが革命の起爆剤となり、大衆蜂起につながる。「初恋」の階段のシーンには大衆と革命を結びつけるものが一切無い。たった二人の思い込みで革命なんて起こせるわけがないのです。しかし巨大な敵、権力に一泡吹かせる寸前まで行く事は出来た。稚気愛すべし、私がこの映画を好む理由です。

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2006年6月15日 (木)

「初恋」二回目

「初恋」二回目観て参りました。今日は当時の映画についてお話します。学生運動が盛んだった頃、大学には映画研究会と言われるサークルがありました。その多くは左翼系思想を持った学生の集まりでエイゼムシュタインの「戦艦ポチョムキン」を最高の映画とし、他の映画は認めない、というような極端な考え方をしていました。只の映画好きがそのサークルに入り、学生運動を始めるようになることをオルグされるといったそうです。当時私の家に同居していた、一回り以上年の離れた私のいとこがそういう人でした。彼の部屋にはそういった映画好きか活動家なのかわからない人達が大勢集まっては熱く語り合ってました。その中の一人が「初恋」の主人公みすずにダブりました。みすずが映画を観終り、外に出た後キシに出くわすシーンで、みすずは映画の印象について問われ、「なんにも憶えてない」と答えるのです。その人も同じようなことを言ってました。「中身なんて憶えてないよ。結局、俺は映画館の暗いあの空間が好きなんだよ。それだけでいいんだよ」と。彼は活動家とノンポリの中間でシンパという人だったそうです。「初恋」を観てそんなことを思い出しました。

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2006年6月12日 (月)

「初恋」

「初恋」観て参りました。なんて言いましょうか・・・。この映画ヤバイっす。良過ぎて只良いとしか言えない。とにかくみすず役の宮崎あおいが良い、最高に良い。キシ役の小出恵介も最高。薄暗い地下のジャズ喫茶Bに集まってくる他のメンバーも良い。三億円事件があった当時の新宿を知っている人間にとってはただ涙。映画には出てないけど、まだ大ガード下には傷痍軍人がいてハーモニカを吹いていた(子供心にも哀れだった)。家では晩御飯のおかずに炒めた魚肉ソーセージが出ていた(今でもたまに喰う。うまい)。「パッチギ」でも思ったが、小出恵介はなんであの頃(昭和40年代)の若者の顔をしているのだろう。あの顔を見ただけで切なくなる。歌舞伎町、ゴールデン街あたりの雑踏の雰囲気。事件の現場となった府中刑務所あたりの風景も泣かす。私より年上の全共闘世代にはもっと何倍もたまらない映画だろう。三億円事件は当時三多摩地区に潜行していた学生運動家達のアジトを合法的に取り調べる為、公安が仕組んだ罠だった、という説がある。事実、学生運動は三億円事件後70年安保闘争を境に急速に沈静化していくが、その流れに逆らうかのように一部の運動家達の活動は先鋭化する。そして総括という名のもと行われたリンチ殺人事件や、浅間山荘事件で全テレビ局が一日中生中継を行ったことも影響してか完全に民衆から乖離し、終焉を迎える。この作品では三億円事件そのものの背景を全く違う形でとらえていたが、権力という怪物の不気味さは充分伝わった。寺山修司が「天井桟敷」で唐十郎が「黒テント」でアングラ芝居を開花させ、土方巽が暗黒舞踏を踊った。暗く鬱々とした嫌な時代だったと言えば言える。それが主人公みすずの境遇とダブり、言葉になる。「変えてやるんだ」と。キシとの初恋は儚く、しかし激しい思い出を残して消えた。アメリカングラフィティスタイルで終わるラストシーンに元ちとせのボーカルがかぶった時私は泣いていた。良すぎる、あまりに良すぎる。

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「インサイドマン」

「インサイドマン」観て参りました。スパイク.リー監督作品ということでしたが、彼も丸くなったと言おうか、一皮剥けたと言いましょうか、若い頃のように人種問題をギラギラした視点でとらえるような作品ではありませんでした。が、洗練されたとはいえやはり演出のいたるところにその匂いを漂わせておりました。話は銀行強盗に入った四人組が人質全員に犯人グループと同じ服を着せ篭城するというもので、この設定が出色。業を煮やした警官隊が突入するも皆同じ服を着ている為、犯人も人質も全員逮捕と。肌の色や顔かたちが区別できなければ、何の偏見や先入観も無く皆等しく犯罪者の扱いを受けるのに・・・、というアフリカ系アメリカ人の監督ならではの皮肉たっぷりなエピソードでした。派手なドンパチは無く、謎解きの面白さや多民族国家アメリカならではのせりふや展開に溢れてて退屈せずに観れました。「サウンドオブミュージック」でジュリー.アンドリュースと手に手をとってナチの追跡を逃れる軍人役だったクリストファー.プラマーがすっかり爺さんになって、この映画では・・・、この先は劇場でね。エ~デルワ~イス、エ~デルワ~イスとぉ~。

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2006年6月11日 (日)

「トランスポーター2」

「トランスポーター2」観て参りました。アクション、カーチェイス皆派手になっていて、前作より良かったです。完全にハリウッド映画化してて、垢抜けたって感じ。前作はフランス映画の匂いがまだ少し残っていた分アクション映画としてのテンポが遅かったです。リュック.ベッソンはそこらあたりを割り切って殺ぎ落としたのでしょうかね。私が映画を観始めた頃のフランス映画界ではクロード.ルルーシュ、ルイ.マル、フランソワ.トリフォー、ジャン.リュック.ゴダール達が巨匠としてメガホンをふるってました。フランス映画といえば叙情的という印象しかありませんでしたが、リュック.ベッソンの登場によりその印象は打ち砕かれたのでした。当時はバカなガキだったんでわかりもしないのにゴダールの映画なんかを観たりして、さっぱりわかんなくて半分寝てました(今観てもきっとわかんないと思うけどさ)。なんたって、そういうのを観ないと本当の映画通とは言えないんだ、と思い込んでましたからね。ゴダールが来日した時、「溝口健二氏の墓参りをしたい」と言ったというのを耳にするや、溝口健二の映画を観に行ったりね(結局それも半分寝てた)。もう滅茶苦茶でした。話が脱線しまくりましたので脱線ついでにもう一言、私この頃昔のアメリカンニューシネマと言われた作品群(「イージーライダー」「俺達に明日はない」「真夜中のカーボーイ」*全部最後に主人公が死ぬ)が無性に懐かしいんです。なんだか最近の映画館はきれい過ぎて、作品も明るすぎるか中途半端に暗い作品で弾けてないのばかりだし、そうじゃねえだろっ、て思うことがあるんですよね。これってうつ病の前兆でしょうか、先生。心配な昨今です。

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「ポセイドン」

「ポセイドン」観て参りました。「オーメン」に続き、この作品もリメイクです。オリジナルは「ポセイドンアドベンチャー」。1972年公開時はジーン.ハックマンが主演で牧師で皆を導くという役をやってました(かっこよかった)。それと印象的だったのは元娼婦と結婚した刑事役のアーネスト.ボーグナイン(渋かった)。それと忘れちゃいけねえパメラ.スー.マーチン。この映画が公開されてからしばらく映画雑誌「ロードショー」の人気女優№1でした。ちなみに人気男優№1はアラン.ドロン(ブルース.リーが出てくるまでずっと№1だったっけ)。私はこの映画を観てパメラ.スー.マーチンの大ファンになったのでした。さて昔話はこれくらいにして、感想です。オリジナルと同じだったのは巨大豪華客船が逆さまになって、そこから脱出するという設定だけ。登場人物の性格から何から全部違ってて楽しめました。「アメリカン.グラフィティ」で高校生を演じてたリチャード.ドレイファスが白髪のゲイの老人役で出てて驚きました(俺も年喰うわけだ)。でも、やっぱりオリジナルの方がよかったな。パメラ.スー.マーチンも出てなかったし・・・。パメラ.スー.マーチン様、もしこのブログを見ていたらメール下さい(ありえねーつーの)

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2006年6月10日 (土)

「オーメン」

「オーメン」観て参りました。アメリカでは今年6月の出生率が例年になく低くなるだろうと予想されてます。2006年の6月6日、666を避けての事とか。日本でも丙午の年は女子の出生率が著しく低いそうです。あの八百屋お七が丙午生まれだったことから忌み嫌われているのです。話を元に戻します。1976年公開の映画「オーメン」のリメイクです。悪魔の子供ダミアンを育ててしまった夫婦の悲劇、なんですかね。あの串刺しのシーンも車止めが外れるシーンも三輪車でぶつかるシーンも多少のシチュエーションや小道具の差はあれ、そのままです。R15指定になってました。オリジナル版を観たのは30年前、当時はR15指定なんてものはありませんでしたので友達と観に行きました。アメリカ本国ではどうだったのでしょうか。「エクソシスト」やアシジのイエス、聖フランチェスコを描いた「ブラザーサン.シスタームーン」も当時はR15指定だったそうです。どうやら宗教的に苦悩する聖職者や異端者の伝記等はR15指定をうけるようです。さて、本題に入ります。リメイクに名作無し、という言葉があるかどうか知りませんが、やっぱりオリジナルを観た者にとってリメイク版の印象は二番煎じの域を越えないのかな、っと。が、がっかりするのを承知で観てしまいます。そこそこイケてるからね。独り気を吐いていたのは、かつて「ローズマリーの赤ちゃん」で悪魔の子を産んだミア.ファロー、怪演です。何故か、岸田今日子とダブって見えました。それとダミアンが村上ファンド代表の村上世彰氏のミニチュアのようでした。

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「ゴール」

「ゴール」観て参りました。話はメキシコからのしがない不法入国者がサッカーを通して成長し夢を実現するというサクセスストーリーです。ワールドカップイヤーにあわせてか、三部作になるそうです。二作目はレアルマドリード編、三作目はワールドカップ編にすでに決定しているとのことで、徐々に上りつめていく「サッカー太閤記」みたいになるのでしょうか。三作目はワールドカップ期間中の撮影も予定に入っているらしく、今頃撮影クルーがドイツでカメラを回していることでしょう。アメリカではサッカーの人気はイマイチらしくワールドカップがアメリカで開催された事を知らない人もいるとか。日本においてもJリーグが設立されるまではサッカーに対する関心は低く、サッカー解説者の金田氏が語るところでは、ワールドカップアジア最終予選で北朝鮮と対戦し、勝てばワールドカップに出場決定という試合、国立競技場の観客は日本人より在日の北朝鮮人で埋め尽くされ、まるでアウエーで戦っているようだったそうです。雑談が長くなりました。作品はいい出来でした。しかし、サッカーに関してちょうどセリエAの八百長スキャンダルがあったりして、個人的には思い入れしにくかったです。これも蛇足になりますがイタリアのサッカー界には日本の相撲界のような星の貸し借りのような悪習が存在するということを耳にしたことがあります。

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2006年6月 9日 (金)

映画?テレビ?

ここ何年か気になっていることがあるので、今日はその事について書きます。それはテレビ番組の映画化についてです。「踊る大捜査線」「サラリーマン金太郎」「海猿」「TRICK」等々視聴率を稼いだテレビ番組が映画化されるのが目に付きます。しかもテレビ版と殆んど同じ俳優陣で。製作側にとっては宣伝費をかけず、危険負担が少なく、そこそこの収益を見込める好企画なのかもしれませんが、一般の観客にとってはどうなんでしょうか。テレビを見ていた人にしかわからない作りになってませんでしょうか。又、テレビ的な内容を只映画館の大きなスクリーンに焼きなおしただけの出来になってませんでしょうか。元々映画とテレビとではその発達の過程に大きな差異があります。映画はサイレント(無声)映画からトーキーへと移行した結果、映像表現で物語を進行させ、観客に与える視覚的効果を考慮しながら作られるのが普通です。それに比してテレビはラジオドラマから発達し、放送中にCMを挟まなければならないという宿命から映像ではなく、印象的な言葉での表現が重視され、その言葉をつなぐ事によって物語を進行させるという形式になったのです。この両者の差を埋めるのはひとえにシナリオライターの腕にかかっているのですが、テレビ視聴者に媚びての事か、優れた映画的表現のある作品を観ることはほとんどありません。その原因がシナリオライターの力量にあるのなら、もっと勉強し、精進しなさいと言いたい。しかし、それが映画制作にたずさわる上層部の強い圧力によってやむなく行われているのなら、こう言いたい。危険負担無く安全に金を増やしたいなら国債でも買いな、と。映画は作る方も観る方もギャンブルなのです。

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2006年6月 7日 (水)

アン.バンクロフトに捧ぐ

アン.バンクロフトが亡くなっていたとは知りませんでした。しかも知ったのは昨日、奇しくも去年の6月6日が命日(享年73歳)だそうです。今年に入り「プロデューサーズ」(アン.バンクロフトの夫メル.ブルックス脚本、音楽、製作)を観たり、「迷い婚」(「卒業」でミセスロビンソン役を演じていたのはアン.バンクロフト)を観たりして、そういえばアン.バンクロフトどうしってかなー、と思っていたところでしたが、亡くなっていたとはショックです。しかしこう言っては不謹慎かも知れませんが、6月6日に亡くなるとは洒落がきいてる。さすがはメル.ブルックスの奥さんだと思いました。何のことかって?「オーメン」ですよ「オーメン」。6月6日6時に産まれた子供ダミアンは悪魔の子。その日に亡くなるなんてパロディ映画の神様メル.ブルックスの奥さんらしいではないですか。ハンフリー.ボガードにローレン.バコール。ポール.ニューマンにジョアンナ.ウッドワード等々ハリウッドにかっこいいカップルは数々あれど、私にとってのベストカップルはやはりメル.ブルックスとアン.バンクロフトです。どうか安らかにおやすみください。メル.ブルックス様におかれましてはくれぐれも御自愛下さいますようお願い申し上げます。

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2006年6月 4日 (日)

リニューアルしました

拝啓、私の拙いブログを御愛読いただいている皆様、いつもありがとうございます。さてこの度思うところあってブログ名及びテンプレートをリニューアル致しました。今後もより刺激的かつ硬派なブログ活動を行うべく精進して参る所存で御座います。何卒、倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。敬具

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2006年6月 1日 (木)

今平さんさようなら

今村昌平監督が亡くなられました。79歳ということで大往生というには早すぎる、早死にというには遅すぎる年でした。「豚と軍艦」に始まり「復讐するは我にあり」「楢山節考」「うなぎ」好きな作品が沢山ありました。川島雄三監督(代表作「幕末太陽伝」「洲崎パラダイス」等々一部邦画ファンのカルト的存在」)の下で共に脚本を書き、助監督をしたのがその後の作風に影響したのか、いずれも無頼を感じさせる作品ばかりでしたね。その作風はゴジ長谷川和彦に継がれるはずだったのに、室井滋に取られてしまって残念です。色々撮ってほしいなあと思うテーマはありましたが今は安らかにお休みください。数々の心に残る作品を有難う御座いました。

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