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2006年5月 3日 (水)

シネマディクト池波正太郎先生を偲んで

本日5月3日は池波正太郎先生の命日(平成2年)です。念の為申しますと先生は「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の3大シリーズをはじめ、数多くの名作時代小説を残された小説家です。先生はまた自他ともに認める映画狂(シネマディクト)でもありました。ここ何年か年間100回以上映画館に足を運ぶようになった私ですが、先生を想うと自らシネマディクトと名乗る事を憚られます。私がこのようなブログを始めたのは先生の「銀座日記」を読んだ所為です。先日、先生の「映画を見ると得をする」を久しぶりに本棚から取り出し、頁をめくりました。なぜ映画を観るのか、それについて先生は「人間と言うのは自分以外の人生、自分が知らない人生、を見る為に映画を見るのだ」そう書かれておりました。至言だと思います。駄作だと思うとつい席を立ちたくなる私ですが、そんな時には、「どんなにつまらない映画、くだらない映画にもどこか一つは必ず面白いところがあるはずだ」との思いを胸にスクリーンを見続けた先生の事を思い出すようにします。

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